2016年10月20日木曜日

竹岡林道MTB

嫁がハロウィンパーティーに行くとかで日曜の時間をもらったので、久しぶりにMTB担いで内房線の浜金谷駅へ。MTBはもう4年ぶりぐらい。前日から地形図見ながら、山の中をぐるりと回るとか色々計画を練っていたのに、信じられない廃道に遭遇して時間を消耗してしまい、がっかりして家に帰ってきた。改めてネットで調べたら、行ったところはどうやら「房総随一の廃林道」とか言われていてそれなりに有名なようで、せっかくなのでレポートしてみます。

その林道は、浜金谷駅のすぐ近くから分岐する金谷元名林道を2kmぐらい行ったところで、北向きに分岐する竹岡林道。分岐からかなりの下り。出だしから廃道具合が半端ない。完全に河道が林道をえぐってしまっていて、林道の原型を失いつつある。地元の(エンジン付きの)バイクがかなり攻めているようで、轍も多い。どうやってクリアしたのか謎な所も多い。


廃道化したダートを下りきると、なんと林道が水没している。下流に向かって写真を撮ったところ。左側が道、右側が川なのだけれども、どうやら川の先が土砂崩れで埋まったようで、川の水があふれてしまい、もう湖のようになっている。写真の正面が本来「道」です。


とはいえ、慌てず「左岸」の斜面を高巻く作戦に出るが、ヤブがうるさすぎてどうにも難しい。踏み跡もそれなりにあるが、すべて退却したらしい。早々に退却して「左岸」をあきらめ、幸いにして "湖" の手前が土砂で埋まっているので、埋まった土砂を渡り「右岸」に出る作戦に変更。写真の右側にある斜面をMTB担ぎながら前進。


何とか担ぎで前進したところ。この辺りから斜面が終わっていて、後は川の上の倒木を踏みながら、本来のルートである「左岸」に乗り換える。


倒木もかなり時間が経っているらしく、大部分が腐っていて、踏むと折れるものが多い。これはエンジンのついた乗り物では無理でしょう。MTBで担ぎ慣れた人でようやくクリア可能な感じ。

「左岸」に移った後に、上流側を振り返ったところ。もう立派な湖ですね。湖の右側には、湖底に本来道があります。木漏れ日が反射してキラキラしていた。


倒木が集中したポイントから右岸を見る。この辺りが土砂崩れで崩れたのかな。もう元の山がどうなっていたのかよくわからない。倒木のあるあたりは、倒木をのこぎりで処理したり、テープで道標を作った後などが多数ある。地元のバイカーの熱意によるものか。すさまじい。


というわけで、湖と倒木とをクリアしたところ。高々500m程度の「湖」を乗り越えるだけで1時間半くらいかかった。


新しい土砂崩れと思われる個所や、危険な個所も多いので、近づかないほうがいいでしょう。踏み跡やテープなどは、正解トレースでないものも多数あり、安易に踏み入るのはかなり危険。

着替えも持たないで輪行してきたので、ドロドロの服で京葉線に乗って帰りました。いい年してなにやってるんだか。。

2016年10月10日月曜日

ベビーキャリアで池の平湿原(10/9)

せっかくの連休。どうしても家族で山登りをしたいので、ベビーキャリアをレンタルして山に登ってきました。といってもハイキング程度の山だけど。

本当は尾瀬に行こうとして、群馬にある嫁の実家を拠点に、鳩待峠からの尾瀬ヶ原往復プランを練っていたのだけれども、あまりに天気が悪そうなので(今年の連休は本当に天気が悪い..) 降水予測とにらめっこしつつ浅間方面に切り替える。日曜の1日だけという予定で、かつ午後だけしか晴れない予報なので、登山道が長い所に行ってしまうと日が暮れてしまうので、気軽に行ける池の平湿原に変更。地蔵峠経由で車を使えば2000mあたりまで車でいけて、1時間ちょいもあれば散策できるので、登山というよりはちょっとしたピクニックで、ベビーキャリアの練習にはもってこいです。

とはいえ駐車場付近は非常に寒かった。9度くらい。今回借りたベビーキャリアは、ドイターのキッドコンフォート。寒いので全身すっぽり包める防寒着用でキャリアに乗せる。1歳5ヶ月になりました。


天気の悪かった午前中が嘘のようにガスも取れていい感じ。見晴岳への尾根から池の平湿原を望む。


見晴岳からは、小諸方面の街並みがきれいに見えました。さすがに八ヶ岳は雲がかかってて見えないか..はじめてにしてこれだけの景色が見えれば上等です。寒いけどね。


日ごろ抱っこひもを多用するお父さん向けに、今回使った「キッドコンフォート」の印象を説明すると、抱っこひもの場合、子供と密着してしまうので、子供と接する部分が暑くなってしまい、汗で蒸れてしまうけれども、ベビーキャリアの場合(当然だけれども)子供と距離が取れるので、この点、親も子も楽。

子供が動いて安定しない、というレビューもあるけど、うちの子の場合、割と安定して、妙な安心感がある。子供も後ろから眺望が効いて、終始楽しそうな感じだった。これは本当によくできたザックです。

この辺りは、子供との相性もあると思うので、一回レンタルで試してみるのはおそらく必須なんだろうな、というのは我が家の印象。子供が慣れてくれて、40~50L程度のザックを担いだことのあるお父さんなら十分楽しめそうな感じ。

とはいえ、子供以外の荷物は、アタックザック程度にしか入らないので、あまり長い行程の登山には向かなそう。まあ、良くてハイキング程度かしら。あとは嫁の肩に期待とか。

あとこれは、キャリアとあまり関係ないけれど、子供は基本、自分で歩きたい気持ちが強いので、子供と一緒に高い山に行こうとするより、子供が行った先でのびのび遊べるような広いスペースのあるような山に連れて行ってあげた方が楽しいのかなと素直に思った。そういう場所に連れて行ってあげるキャリアとして使った方が子供もうれしいのかなと。

池の平湿原。尾瀬よりも(たぶん)ずっと静かで、いい雰囲気でした。また来年も来たいな。

2016年10月4日火曜日

九十九里トライアスロン(2016/9/24)


子供も1歳になったので、若干時間に余裕も出てきて、練習時間も以前よりは取れるようになってきたので、今期2戦目として選択した九十九里トライアスロン。「勾配も少なくて都心にも近く、初心者向きの大会」と喧伝されているのだけれども、果たしてどうか。

男35-39歳のウェーブで11:50出発。直前の台風の影響で河道が変わったようで、川を遡るスイムコースは、河口部分の2周回に変更。バイクは、九十九里道路の高架部分を3周回。そしてランコースは海岸沿いに走る9.5km。

スイムは噂通りのバトルだが、適温で泳ぎやすく快適。500m近くアスファルトを素足で走るトランジットには難があるが、バイク・ランともにコース自体は非常にフラットで走りやすい。残念ながらバイクで土砂降りとなったけど、特にストレスなく走れるのは良いかもしれない。長距離トランジットに悪評は多いけど、まあどの大会も多かれ少なかれトランジットの移動距離はあるので自分としてはそこまで気にならない。

どうやらバイクは40kmに満たなかったようだけど、練習が足りなかったようでその恩恵には預かれず、51.5kmの大会としても平凡な結果.. ランの2km地点で足が攣って2分程度ストップしたのだけれども、そこからリカバリした割にはよく走れたかしら。相変わらずのラン偏重。
Swim 0:36:14
Bike 1:17:26
Run  0:46:11 (9.5km)
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All  2:39:51 (男子総合458位/1272人中)
一般的な大会の評価は他の方がたくさん書かれていると思うので、ここでは、応援したい家族を連れてくるという観点で感想を。

どこで応援すればいいのか、事前に口コミを調べても全く情報がなくて大いに困ったけど、応援の人はスイムスタートの会場まで来れる(公式ページに書いておいてもいいのにね)。ただしバイクは全く見えないので、応援の人はスイムアップを見たらゴール会場まで移動して、ラン途中を見てゴールを見る程度になってしまう(今回はスイムアップで土砂降りとなったので、家族はそこで別の場所に避難してしまったけど)

本当は、個人的にはマラソンとか、トレランとかにも出たいのですが、「スタートとゴールしか見れないので暇」と家族からコメントもらっていて、トライアスロンの場合、トランジットのタイミングで応援したり、バイク・ランの周回のタイミングで応援できるのを期待しているところがあるけれど、この大会ではそれが全くできず。また選手説明会会場も遠い場所にあり、選手と同じ車で来た家族は待ちぼうけを食らうのでかなり退屈。幸いにして我が家は別の家族と後で応援だけ来たので大丈夫だったけど、駐車場のキャパなども含め、残念ながら応援には適さない大会。

我が家の場合は、大会の参加が家族旅行を兼ねているので、同じような目的の人にはおすすめできませんが、都心近郊のチームの人達が大いに盛り上がっていたので、そういう人たち向けなのかなと思いました。